教育実習生襲来!!教育界に若い力を!!(工業科編)
6/3(月)から教育実習生が本校建築科に2名、保健体育科に1名訪れました。
建築科の2名は普通高校出身です。工学部建築学科に在籍し、工業の教員免許を取得するため、本校に教育実習依頼がありました。2週間の教育実習です。
保健体育科の1名は本校電子科のOBです。ソフトボール部出身で保健体育の教員免許を取得予定です。3週間の教育実習です。
まずは工業免許取得予定の安斎さん(須賀川桐陽高校出身)、鈴木さん(宮城県佐沼高校出身)の研究授業が行われました。
安齋さんは6/11(火)建築1年の教室で研究授業を行いました。分野は木材の性質についてです。緊張している様子が伺えます。
鈴木さんは6/12(水)建築2年の教室で研究授業を行いました。こちらも緊張している様子がヒシヒシと伝わってきます。コンクリートに関する授業を行っています。
お二人とも研究協議(反省会)でうまくいかなかった旨の反省を口にしていましたが、はじめての研究授業で上手くいくわけがありません。今、教壇に立たれている先生方も若いころは何度も失敗や成功を繰り返してきています。
教育実習を終えた二人にインタビューしてみました。
2週間の教育実習を終えましたが、率直に今の感想は?
(安斎さん)教員の仕事、立場、つらさ、多忙さを感じ、尊敬するなと思いました。
(鈴木さん)楽しかったです。ブラックと聞きますが、生徒たちとコミュニケーションをとるのは楽しかったです。
教員免許を取得しようと思ったのは、なぜ・・・?
(安斎さん)進路の幅を広げるためです。
(鈴木さん)家族のすすめと選択肢を広げるためです。
工学部の建築学科に進もうと思ったきっかけは?
(安斎さん)ものづくりは好きでしたが、旅行先(小樽)での建物の印象が強く残っているからです。
(鈴木さん)父方の祖父が数学の教員、母方の祖父が大工でした。自分も大工になるのかなと小さな時から思っていました。
教員免許を取るために大学ではどのくらい勉強が必要なのですか?
(二人)大学1年の後期から教員免許取得のための授業が受講できるようになります。免許を取得しない他の学生より1.5倍授業が増えるような感じです。それが2・3年と続きます。法律、工業概論、教育学、心理学、職業に関する単位、場合によっては集中講義もあります。そして4年生になると教育実習があります。はじめは200人ぐらい希望者がいるのですが、建築学科では今、20~30人ぐらいになっています。
お二人とも普通科出身ですが、工業高校はどうでしたか?
(安斎さん)実習とかがあるので実際の教養が身につきやすいですね。就職先も地元に強いなという印象です。
(鈴木さん)実習棟が広く、先生方が多いですね。大学(文系理系)にいくのであれば、普通科かもしれませんが、工業系のやりたいことが決まっているのなら工業高校でありだと思います。
大学には工業高校出身の学生さんもいると思いますが、違いはありますか?
(二人)1年生の教養の部分は工業高校出身の友達は正直、苦労している様子です。しかし、実習や専門教科は断然、工業高校出身者の方が有利です。よく知っているので、教えてもらっています。教養の部分は普通科出身者、専門は工業高校出身とお互いフォローしあっています。
2週間という短い期間でしたが、多くの経験を得られたのではないかと思います。お二人ともお疲れさまでした。
(二人)今後の人生においても、活かすことが出来る貴重な経験をさせていただいた期間でした。ありがとうございました。