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ワックス製造(化学工学科の実習)

新年を迎えるために、年末大掃除がはじまりつつあります。
郡山北工業高校の化学工学科ではワックスを実習で製造しています。

ワックスは色々なところに使われます。床に塗ったり、スキーの板に塗ったり。
そのワックスの原料はロウです。
化学工学科で製造する水溶性ワックスは3つのロウを水に溶かします。光沢をだすためのカルナバロウ、硬さを決めるための合成ロウ、密着性を高めるパラフィンロウ。この3つのロウを混ぜて作ります。

カルナバロウ(光沢を出すため)
合成ロウ(かたさを決める)
パラフィンロウ(密着性を高める)

しかし普通、ロウは水には溶けません。そこで水とロウをまぜるために必要なのが乳化剤です。

乳化剤

この乳化剤は油汚れを落とす、洗剤みたいなものと考えればよいでしょうか

分量を測定しています
それを機械に入れて・・・
調整して
出来上がったワックス

出来上がったワックスです。水溶性なので水で濃さを調整することができます。
校舎の一部に塗って出来栄えを試しています。